乳製品は、筋肉や骨などの成分であるタンパク質やカルシウムが多いことはもう、皆さんご存知でしょう。おそらく冷蔵庫に常備している食品の1つかもしれません。

 主菜が少なめな時など「タンパク質が足りないなぁ」と思えば、牛乳やヨーグルトを1品手軽に追加したり、主菜や副菜などのアレンジに使ったりしている方もいることでしょう。

 例えば、ハンバーグにチーズをのせてチーズハンバーグにしたり、サラダにかけたり、もしくは混ぜたりして、レパートリーの幅を広げることもできます。

 さて、今回紹介するのは「チーズクリームパスタ」です。パスタなのでエネルギーはもちろんのこと、体づくりのタンパク質とカルシウムが乳製品の牛乳とチーズ、そして干しエビでしっかりとれます。

 クリームソースは脂質が高いというイメージがあり、嫌うトップアスリートもいますが、脂質が気になる場合は牛乳を無脂肪牛乳にしましょう。またソースの具を油を使って炒めるのでなく、そのまま牛乳等で煮込む形にすれば、大幅な脂質やエネルギーカットにもつながります。

 自宅で作るメリットは、こうした高エネルギー高脂質のイメージが強いクリームソースも、材料や調理法次第で、全く栄養価の変わったものにすることができることです。逆に脂質を気にせず、さらにもっとカルシウムをとりたいのならば、干しエビの量をふやしたり、粉チーズをかけたりしてもいいでしょう。

 選手の練習量や最近の食事内容を見ながら、食材の使用量をコントロールしてみるのもおすすめです。