テレビの情報番組などで取り上げられた商品が、店頭から売り切れてしまうことはよくありますが、最近、「サバ缶」が取り上げられたのでしょうか? 「なかなか買えない」と悲鳴を挙げている選手がいます。

 これまで、アスレシピのコラムでもとり上げてきましたが、缶詰の魚はアスリートにおすすめの食材の1つです。

 魚は調理に手間がかかる、価格が高いということで、意識しないと毎日しっかり食べるのが難しいものです。しかし、缶詰の魚はその欠点を見事にクリアしています。

サバみその卵焼き
サバみその卵焼き

 トップアスリートには水煮缶をすすめていますが、今回紹介するのは、みそ煮缶を使った「サバみその卵焼き」。あえて調味済みの缶詰を使って、この味を利用しましょう。

 サバなどの青魚はエイコサペンタエン酸(EPA)を多く含んでいるのは、ご存じだと思いますが、この「EPA」は特に今年、トップアスリートにも深く認知された栄養素のように思います。

 これまではEPAの話をしても、「えっと、何だっけ? あの英語のやつ…」のようにアルファベットの頭文字を思い出すのが難しく、覚えてもすぐ忘れられていましたが、今年は栄養セミナーなどでEPAという言葉をだすと「あ、EPAね!」と理解度が高く、すでにサプリメントとしてとっている選手もいたほどでした。

 今回はEPAについて詳しく説明しませんが、サバ缶はそれだけでなく、鉄やカルシウムも豊富に含まれています。いつもの卵焼きに、野菜やひき肉などを混ぜるのもいいですが、手軽なみそ煮缶をぜひ利用してみてください。