鉄やタンパク質を含み、身体の強化時期に役立つアスリートにとってうれしい魚介、マグロ料理の第3弾は、中華ハンバーグです。

マグロ中華ハンバーグ
マグロ中華ハンバーグ

 前回のコラム(「身体強化の時期、マグロはニンニクと一緒にとるのが効果的」)で、高い魚は半額セールを狙って購入するプロアスリートもいるという話をしましたが、たくさん買って冷凍保存することもできます。その際、小分けにして冷凍するのもいいですが、今回紹介する「マグロ中華ハンバーグ」のように、ある程度調理して、冷凍するのもおすすめです。

 今回の中華バーグは、コチュジャンを使いました。唐辛子を使っていますが、豆板醤よりも甘味があるためジュニアアスリートにはこちらの方が食べやすいかもしれません。

 ハンバーグが大好きなアスリートも多いですが、味がマンネリ気味の時は、調味料を変えてみるのもいいでしょう。コチュジャンは若干の刺激があるので、特に食欲がない時は使える調味料です。

 さて、マグロの連載が続いたので、もう少しマグロについてお話ししたいと思います。缶詰のツナも「マグロだよね?」と選手から質問されることがありますが、実はマグロだけでなく、カツオも使われています。マグロとカツオの栄養成分は似ているため、特にタンパク質をとりたいのであれば、ツナ缶も使えます。

 ただし、ツナ缶はオイルを使ったものとそうでないもの、さらには食塩不使用のものなど、さまざまな種類があります。時間があるときにスーパーなどでツナ缶の原材料をながめてみると、全く違うことに驚くかもしれません。

 オイル漬けを使う場合は、料理する際の油は必要がないこともあります。ノンオイルタイプはスープに漬けてあるため、調味料を控えめにしても良いでしょう。