チームに対して栄養の講義を行う際に、「選手にとって一番良い肉は?」と質問をすることがあります。とても大雑把な質問ですが、選手たちの肉に対するイメージをたずねることが目的です。
主に「豚」「鶏」「牛」「羊」の4種類をたずねますが、選手の多くが良いイメージをもっている肉はどれだと思いますか?
答えは「鶏」。
これはプロ、実業団、大学や高校、中学などの部活動のチームなども含めても、同じ答えです。先日も小学校に招かれて講演をさせていただきましたが、普段スポーツをしない子どもたちにも同じ傾向がありました。
メディアを通して、「スポーツ選手が、肉体改造のために鶏肉を食べているのを見た」という理由を挙げる人が多かったのですが、本当にメディアの力が大きいと実感させられます。
さて、今回はそんな鶏肉料理を紹介しようと思います。肉の脂身を気にして、ささみを選ぶ方も多いと思いますが、ささみは、実はむね肉と近接した部位。むね肉も皮や脂身を除けば、ささみと同じなのです。ささみよりむね肉は安く購入できることが多いのですが、パサつくことが少し欠点。でも、それをちょっとした工夫で食べやすくなります。
「ボイルチキンステーキ 和風ソース」は、よく選手が疲労回復や体強化の時期に取り入れているメニューです。ぜひお試しください。