選手たちは、夏の厳しいトレーニングを乗り越え、秋の大会に向けて頑張っているところですね。同時に学校行事なども忙しくなり、体を休める時間が作れず、オーバーワークになりそうで心配です。

このような時こそ、食事と睡眠をいつも以上に意識して、自分の体を大切にしてほしいものです。

作ってもらえないなら自分で作る

多忙なのは、選手だけではないようです。最近、立て続けてお家の人が忙しく、朝食を作ってもらえないという選手たちに会いました。

今の高校生は、学校に、クラブに、学習塾にと、大変忙しいスケジュールの中で、すべてのことに全力投球で頑張っています。色々な考え方があるとは思いますが、食事や洗濯などはご家族や周りの方の力を借りて、少しでも長く睡眠時間を確保して欲しいというのが、私の考えです。実際に中高生の睡眠時間のデータを見ると、想像以上に短い選手が多いのです。

ある選手は「ちょっと早起きして、自分で作っていますよ」と前夜にメニューを考えて、朝起きたら準備をすると笑顔で話してくれました。意識の高い選手は、朝食から主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物の「食事の基本の形」を揃えることを目標に、用意しています。

一方、朝食の状況が良くない選手もいます。食事を用意してもらえない場合は、高校生なら自分で作るしかありません。そういった選手には「自分なら、何を用意できそうか」という話をさせてもらいます。

そこで今回は「簡単!豆腐のキノコあんかけ」を提案します。暑い季節の主菜は、納豆、冷奴、卵かけご飯など、簡単に用意できるものがありましたが、少し涼しくなってくると、温かいものが食べたくなりますね。

前夜にキノコだけ準備しておけば、朝は10分で完成の「簡単!豆腐のキノコあんかけ」

前夜に、「簡単!豆腐のキノコあんかけ」の材料を準備しておけば、朝は10分で作って食べることができるでしょう。また、キノコは冷凍保存にも向いています。石づきを除き、小分けにしたもの(シイタケやエリンギなどは薄切りに)を保存袋に入れて、なるべく平らにならして冷凍庫に入れてください。凍ったまま炒め物や汁物に入れることができ、とても便利です。

静岡スポーツ栄養研究会/管理栄養士・青島千恵