猛暑の中、毎日の練習に加え、試合や遠征を経験した夏休み。選手たちは、体も心も大きく成長したように感じています。今まで聞いたことがないような言葉を聞くことができたり、あっと驚くような行動変容があったりしました。
例えば、遠征や合宿での朝食が、普段、自分が食べているものに比べて種類も量も豊富で、食べるのは大変だったけれど、午前中の調子がとても良かったという選手がいました。食べることで、パフォーマンスに違いがあることを体感したことは、選手としてこれからの成長につながっていくでしょう。ただ、たくさん食べれば良いのではなく、自分に合った朝食の量や食べ方を知ることができたのは、宿泊合宿の成果です。
もちろん、良い体験だけではありません。頑張って食べ過ぎて気持ちが悪くなってしまった、意識して水分補給をしていたら飲みすぎておなかがチャポチャポした、などといった声もあります。
良かったことも、悪かったことも、選手が自分自身で感じたことで、今後につながる素晴らしい経験になったと思います。
フルーツの差し入れで心身回復
炎天下で1日2試合とハードな日程の日、昼食後に、冷たいフルーツ盛り合わせの差し入れがありました。真っ赤な顔をしてとても疲れている様子だった選手たちも、食べている時は笑顔で、午前中の疲れがどこかへ飛んでいってしまったようでした。
フルーツによって、エネルギーやビタミンCなど、体に不足している栄養素を摂ったことによる回復はもちろんですが、仲間と一緒に心をリフレッシュしたことも大きかったのでしょう。トーナメント戦など1日に複数の試合がある場合、後の試合の方が大切なことが多いので、体の回復はもちろん、集中力が途切れない程度での気分転換も必要ですね。「こころも、からだも」とはよく言ったものです。
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