さて、今回紹介するレシピは「なまり節と大豆のまぜご飯」です。なまり節は、カツオをゆでて骨を取った伝統食材。低カロリー、高タンパク、エネルギー代謝に欠かせないビタミンB群や、鉄やカルシウムなどのミネラルも豊富な無添加食材です。

「なまり節と大豆のまぜご飯」。なまり節はカツオをゆでて骨を取った伝統食材
「なまり節と大豆のまぜご飯」。なまり節はカツオをゆでて骨を取った伝統食材

ツナ缶も手軽に使えますが、なまり節はずばり「味付けしていないカツオそのもののツナ」といったところでしょうか。味付けしていないので、さまざまな用途に使えます。

魚が苦手な子も手軽に

育ち盛りの子どもは肉が好きな子が多いので、魚が主菜だとガッカリされたこともあるのでは? 魚が苦手なお子さんにも手軽に食べてもらえますし、足がつりやすいなど筋肉疲労が気になる選手にもオススメです。

胚芽米でビタミンB1摂取

今回は胚芽米を使っています。胚芽には、糖質をエネルギーに変えるために必要なビタミンB1が豊富に含まれており、糖質をたくさん必要とする成長期のアスリートには積極的に摂って欲しい食材です。まぜご飯にすることで、パサつきやすい胚芽米ご飯もおいしく食べられます。常備菜としてもオススメです。

静岡県の焼津港は、カツオの水揚げ全国シェアの約40%を占めており、カツオ節やカツオのたたきなどの加工品も日本一の生産量を誇ります。なまり節の生産量は全国の95%を占めると言われています。

静岡スポーツ栄養研究会/管理栄養士・中野ヤスコ