【回答】管理栄養士・乳井美和子さん、小高鏡子さん

時間の許す限りゆっくり食べ、しっかり咀嚼(そしゃく)して消化しやすいように意識しましょう。よくかむことで食べものの消化の負担を減らし、吸収しやすくなります。かむという物理的刺激は、幸せ感と満足感が出てリラックスでき、自律神経の働きがよくなり、胃腸の働きを活発にもしてくれます。時間がなくてゆっくりかむ時間がない時には、口にものが入っている時には箸を置くという習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、気づかないうちに小麦アレルギーや乳糖不耐症になっているケースもあります。食事記録をし、特定の食品を食べた後に痛みが強くなっていないか確認してみましょう。一定の傾向がある場合には、医療機関を受診し相談してみて下さい。体質に合った食事内容が見つかると良いですね。