「選手に魚を食べてもらいたいのですが、良いメニューはありますか?」

アスリートの食堂やジュニアアスリートの保護者の方からよくいただく質問です。

育ち盛りのジュニアアスリートの食事は、選手が好きな肉メニューに偏ってしまいがちですよね。実際に私が関わったアスリートの食堂でも、肉メニューは大人気でした。

一方で、魚は骨がある、独特のにおいが苦手、「ガッツリ食べた感」がないなどの理由で、食べたがらない選手も少なくありあせん。しかし、魚には運動後の炎症を抑えたり、体脂肪を減らしたりといった栄養素も含まれており、積極的に食べて欲しいところです。

魚嫌いを解消する工夫や調理のコツ

そんなときは、骨が入っていない魚や刺身、缶詰の活用、比較的においが少なく、淡白な味わいの白身魚を選ぶのがオススメです。「ガッツリ食べた感」が足りないときは、揚げる・焼くなどの調理法でカロリーを増やしたり、野菜やチーズを加えてボリュームを出したりするのはいかがでしょう。

そこで今回は、冬が旬の「タラ」を使ったジュニアアスリートのための魚レシピ「ボリューム満点☆タラの野菜あんかけ」を紹介します。

タラはクセのない白身魚で、骨もほとんどありません。揚げ焼きにして、野菜をたっぷりかけたあんかけにすることでボリュームもアップ。味付けは、食欲のわく、ケチャップ入りの甘酢タレにしました。

目的によって「青魚」に変えてもOK

魚は肉と同様、筋肉の材料となるタンパク質を豊富に含んでいます。アスリートの食堂では、タラをサケにしたり、使用する野菜を変えたりしながらよく提供していました。

白身魚の主な特徴は、低脂肪であること。一方で青魚の主な特徴は、炎症緩和に役立つことです。目的に応じてチョイスしても良いですね。ぜひ、皆さんの魚レパートリーにも加えてみてくださいね。

YUMMY!

元NFLチアリーダー・松崎美奈子