今回は、ジュニアアスリートの体作りを応援する筋力アップレシピを紹介します。秋が旬の戻りカツオを使用した「筋トレ☆カツオのたたき丼」です。

筋力アップに役立つ栄養素といえば、筋肉の材料の「タンパク質」と、タンパク質をアミノ酸に分解し、筋肉作りを促す「ビタミンB6」。セットで摂れば、トレーニング後の筋合成もスムーズになり、体作りもグッとレベルアップします。

カツオは、タンパク質とビタミンB6のどちらも豊富に含んでいます。この栄養素をセットでたくさん摂れるのはカツオのほかに、マグロやサバ、サンマ、サケ、鶏ささみとむね肉、豚ヒレ肉、レバーなどがあります。

炎症緩和、脂肪燃焼などに役立つオメガ3脂肪酸

また、秋が旬で脂ののった戻りカツオやサバ、アジ、サンマなどの青魚、秋サケには、アスリートの心強い味方であるDHAやEPAといった「オメガ3脂肪酸」がたっぷり入っています。これらは、運動後に発生した炎症を緩和して「筋肉痛を軽減」したり、脳の神経組織を活性化して「メンタルコントロール」に役立ったり、血行を促進して運動時の「脂肪燃焼」をサポートする素晴らしい栄養成分。私たちの体内で作ることができないので、食べ物から摂取する必要がある必須脂肪酸です。

ただし熱に弱いので、今回のレシピのような表面だけを焼いたタタキやお刺身、お寿司など、生で食べるのが効果的です。ただし、食中毒にはくれぐれもお気をつけください。煮る・蒸す・焼くの調理法もダメージが少なく、オススメですよ。

このように、魚はアスリートにうれしい効果がたくさん詰まったパワーフードです。四季折々、新鮮で栄養たっぷりの魚が食べられるのは日本の特権。私もアメリカでチアリーダー活動をしていた時は、日本のおいしい魚が恋しかったものです。ぜひ今が旬の“ジャパニーズ・魚パワー”で、体作りをバージョンアップさせてくださいね。

Fish fish fish!

元NFLチアリーダー・松崎美奈子