低学年では総合順位と異なる結果に

学年別で見ると、高2、高3と学年が上がるにつれて「決まっていない／わからない」という回答が減少する傾向にありました。また、女子と比べて男子の方が「決まっていない／わからない」の割合が多いことも特徴的でした。

女子の1年生では女子高生総合3位の「国家公務員・地方公務員」が1位。また同率1位で「教師・教員・大学教授」もランクインしました。女子高生総合1位の「看護師」は4位にとどまりました。

男子の1年生では男子高生総合5位の「設計者・開発者・工業デザイナー」が1位にランクイン。2位が総合7位の「ゲーム業界の仕事（デザイナー、クリエイターなど）」という結果に。5位以内はものづくり系の専門職が目立ちます。総合1位の「国家公務員・地方公務員」は5位ランク外でした。

女子の2年生では、総合2位の「教師・教員・大学教授」が1位になりました。2位は僅差で「国家公務員・地方公務員」でした。こちらも「看護師」は4位という結果になりました。

男子の2年生でも、総合2位の「教師・教員・大学教授」が1位にランクイン。総合1位の「国家公務員・地方公務員」が4位に入ってきました。この学年になると教師や公務員などの職業がランクインしているのが特徴で、1年生で2位だった「ゲーム業界の仕事」は5位ランク外という結果になりました。

女子3年生ではランキングの内容が変化し、1位は総合1位と同じ「看護師」がランクイン。2位以下と大きく差が開いています。また、総合5位の「芸能人」が3年生では3位に入ってきました。

男子3年生になると、受験や就職などが間近になってくる影響か、女子と同様に順位や職業の顔触れが少し変わり、「国家公務員・地方公務員」が1位という結果に。「教師・教員・大学教授」も4位にランクインしているほか、他の学年ではランク外だった銀行、証券会社などの「金融業界の仕事」が同率4位になりました。

女子の全学年でランクインしているのは「国家公務員・地方公務員」「教師・教員・大学教授」「看護師」の3つで、総合TOP3の職業です。

男子で、学年を問わず人気があったのは「システムエンジニア・プログラマー」と「機械エンジニア・整備士」という専門職でした。