糖化を防ぐための食事のとり方は

糖化を防ぐには、食べた分のエネルギーを消費する、つまり運動をすることです。また、急激な血糖上昇を防ぐためにゆっくり食べる、食物繊維を摂る(野菜やキノコ類を積極的に食べる)、甘いものやカロリーの高いものよりも先に食物繊維の豊富なものから食べる、食事を分けて食べることなどが有効です。

糖化させないために、糖を摂らないようにするのが良いと考えるのは早計です。エネルギー源である糖質は、必要な量を摂らなければなりません。全ての糖がタンパク質と結合するわけではなく、利用されなかった分が糖化しやすくなるのです。

どんなに気をつけても、酸化や糖化は加齢とともに起こります。老化せず永遠に生き続ける生物がいないように、加齢とともに老化は進みますが、アンチエイジングに努め、若くても病的に糖化が進まないよう、日々のパフォーマンスを上げるためにも食生活に気をつけましょう。

※注=でんぷんなど糖質が分解して糖分ができることも「糖化」といいます

【管理栄養士・今井久美】