夏が近づくにつれて熱中症や脱水予防に気を配る人は多いのではないでしょうか。水分摂取が何よりも重要で、同時に脱水を予防するために塩分の摂取も勧められます。塩味のタブレットやあめが目に留まる季節です。そんな大切な「塩・塩分」ですが、一方では良くないイメージもつきまとってきます。

伊藤忠グループのリサーチ会社「マイボイスコム」が1万267人に「塩・塩分に関するアンケート調査」を実施しました。すると、塩味が「好き」「やや好き」だと答えた人は全体の70.7%にも上りました。特に10~30代の女性は8割強と高くなっています。一方で、60、70代は6割強と低めでした。

マイボイスコム調べ

好きな人が多い塩味ですが、イメージとなると一変します。ダントツで多かったのは「高血圧になりやすい」で71.8%。次いで「健康に良くない」が38.9%とマイナスイメージが上位に来ました。「熱中症対策によい」「食品保存に適している」といったプラスのイメージは各3割前後でした。「高血圧になりやすい」などは高年代層、「熱中症対策によい」は女性で、また「腎臓疾患になりやすい」「食品保存に適している」などは高年代層の女性で比率が高い傾向がみられました。

マイボイスコム調べ

塩・塩分の摂取量・頻度に気を付けている人は57.9%で、特に女性60、70代の8割弱が意識をしているようです。一方で、気をつけていない人は2割余りしかいません。

マイボイスコム調べ

摂取で気をつけていることは「塩分の多い食品・料理は摂りすぎない」が48.2%と半数を占めました。そして「薄味のものを食べる」(32.8%)「調味料をなるべくかけない、かけすぎない」(28.5%)「だしなどでうまみ成分を生かし、減塩する」(24.6%)「減塩をうたった商品を選ぶ」(23.8%)が続きました。なかには「パンよりご飯を食べる」「外食時は減塩・低塩分メニューがある店を選ぶ」という方もいました。皆さんはいかがでしょうか。

マイボイスコム調べ

これまでのように「塩・塩分」を意識している人は多くいるようです。ですが「塩味・塩を用いた商品でおすすめのもの」の自由回答では、こんな声がありました。

◆クレイジーソルトという調味料がおいしい。ハーブの香りがよい=男性26歳
◆体に悪いとわかっていながらも、ミックスナッツが好き=男性46歳
◆ナッツは無塩のものよりも有塩のものの方がおいしく感じる=女性34歳
◆塩パンは好きです。岩塩はバーベキューに持っていくのが好き=女性38歳
◆塩昆布はついついつまんでしまうぐらい好き=女性46歳
◆塩はミネラルが多いらしい岩塩を使用しています=女性65歳

摂取し過ぎは良くないと、頭で分かっていながら止まらない人もいるようですね。

「塩・塩分」は、たばこに次いで生活習慣病のリスクがあるとWHO(世界保健機関)が警告しています。ただ、夏場のスポーツでは、冬場よりも塩分が必要なケースもあります。日々の食事では減塩を心がけながら、運動量や環境に適した必要な量を取るようにしてください。