花粉症のストレスによる集中力ダウンは、ジュニアアスリートにとってもパフォーマンスの低下につながります。花粉シーズンにおいて、鼻水や鼻づまりと並んでストレスの原因となりやすい目の症状に関する調査結果を、参天製薬が発表しました。
花粉症を抱える20~40代の会社員男女500人を対象に実施した調査で、97%が「花粉症の症状は、ストレスにつながりやすい」と回答。症状の中でも、かゆみ、ヒリヒリ感、チクチク感といった「目の症状」にストレスを感じたことがある人は93%にのぼりました。
ストレスを感じる具体的な目の症状については、「目がかゆくてたまらず、何も考えられなくなる」(36歳・女性)、「一度目をこすってしまうと、かゆみが増したり、ヒリヒリしたりする」(49歳・男性)、「目に異物感があり、チクチクしてストレスになる」(38歳・男性)などの声があがっています。
こうした症状は、仕事にも影響をおよぼしてしまうようで、「花粉シーズンの目の症状は、仕事の効率を下げる原因になると思いますか?」という質問では、実に98%が「そう思う」と回答。具体的に、「普段と比べてどれくらい効率が落ちるか」を聞くと、平均で「3割減」という結果になりました。
実際に目の症状によって仕事の効率低下を感じた状況について、「目を開けるのがつらくて、パソコンの画面を長時間見ることができなくなる」(47歳・男性)、「症状が悪化すると、涙目になって書類が見えづらくなる」(49歳・男性)など作業にかかる時間が長引いてしまうという回答のほか、「目のかゆみで集中できず、簡単なミスをしてしまうことがある」(27歳・女性)、「集中力が低下して、会議で意見を求められても頭がまわらず発言できなかったことがある」(48歳・女性)など、集中力の低下によって効率がダウンするという声も目立ちました。
なお、こうした目の症状への対策に使用しているアイテムは、「目薬」がダントツ1位で、以下は「飲み薬」「空気清浄機」「食品(ヨーグルトなど)」「カップ型洗眼剤」「花粉対策用メガネ・ゴーグル」などが続きました。