寒い時期は温かいものを食べたくなりますが、自宅から持参する補食は、食べる頃には冷たくなってしまいます。そんな時は、コンビニを利用するのも1つの方法です。コンビニには電子レンジが置いてあることが多く、そこで温めて食べることもできます。

糖質とタンパク質を一度に

糖質とタンパク質を両方摂ることができるおやつとして、どこのコンビニにもあるのが「中華まん」です。その中でも肉まんは、タンパク質が豊富な肉を具材とし、ふわふわの生地は小麦粉ベースで糖質が豊富です。その他、あんまん、ピザまんやカレーまん、海鮮が具材のもの、ウインナーやチーズが入ったもの、エリア限定ものなど種類も増えています。

コンビニの肉まん1個のエネルギーは、約200~300kcalとおにぎり1個より少し高め。おにぎりに牛乳やジュースは合わせにくいですが、肉まんになら牛乳や果汁のジュースも合います。肉まん1個に牛乳(200mlもしくは250ml)を1本付けると、エネルギーは約340~500kcalになり、タンパク質も約15~20gを摂取することができます。

自宅で中華まんを作る場合、餃子やシュウマイやミートボールの具材、スパゲティのミートソース、シチュー、カレーなどが残った時に、具として再利用するのも良いですね。生地は、本来はパンと同様、イースト菌を発酵させて作るので時間がかかりますが、ベーキングパウダーやホットケーキミックスを使えば、簡単に作ることができます。

この時期は、体も心も温まる中華まんを補食にしてみてはどうでしょうか。

【管理栄養士・今井久美】