<栄養素を無駄なく摂る食べ方:野菜編>

 ピーマンには、βカロテンやビタミンCなどが多く含まれています。ピーマンのビタミンCは、加熱による損失が少ないのが特徴。実に張りがあって鮮やかな緑色をしており、ヘタの周りのがくの部分が変色していないものを選びましょう。

主な栄養素
 免疫力を高めるβカロテン、コラーゲンの合成やメラニン色素の生成を抑えたり、鉄の吸収を助けるビタミンC、血液をサラサラにすると言われる香り成分のピラジンを含みます。

保存するなら
 ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。日がたつにつれてえぐみが強くなるため、3~4日以内に食べきるのがよいでしょう。鮮度が落ちたものは、種が茶色に変色しています。

栄養素を無駄なく摂るコツ
 青臭さが苦手な場合は、種とわたをきれいに取り除きます。軟らかく食べたい場合は繊維を断つように横に、シャキシャキ感を楽しみたい場合は縦にスライスします。旬の時期の大きく肉厚のピーマンは、斜めせん切りが切りやすく、食べやすいでしょう。レンジ加熱の目安は、3個あたり1分ほど。塩昆布であえると、お弁当にぴったりの1品になります。

 βカロテンは油と一緒に摂ると吸収率が上がるので、チンジャオロースーなどの炒め物や炒め煮もおすすめ。焼き網やグリルなどで焼いてから、熱いうちに酢と油、塩を合わせたマリネ液に漬けておくと、夏の食卓に便利な保存食になります。

【料理研究家、栄養士・今泉久美】