イチゴのおいしい季節です。

日本国内の都道府県別データを見ると、最も生産量が多いのは栃木県で令和元年(2019年)産まで52年連続日本一。続いて福岡県、3位熊本県、4位静岡県の順になっています。

日本人の食事摂取基準2015年度版によると、イチゴはビタミンCが豊富(100g中62mg)で、温州ミカンの約1.8倍。大きさにもよりますが、男女とも15歳以上の1日の推奨量(100mg)を10粒程度でまかなえる計算です。

品種により若干含有量も変わり、100g中87mgも含まれる「おいCベリー」という品種もあります。「スカイベリー」は1粒で100g以上の大きさになります。ビタミンCのほか、抗酸化作用のあるアントシアニンも多く、風邪予防のためにも積極的にとりたいですね。

「果実的野菜」とも言われるイチゴ

さて、このイチゴについて「野菜か、果物か」という議論が生じることがあります。何をもって論じるかによりますが、結論としては野菜でもあり、果物でもあるのです。

生産や出荷の統計をとる上で、農林水産省は一年生作物などの草本類を「野菜」、永年生作物などの木本類を「果実」と定義し、イチゴを「野菜」として扱っていますが、果実的な利用をすることから「果実的野菜」とも呼んでいます。

一方で、消費者側の視点でとらえる総務省の家計調査や厚生労働省の国民健康・栄養調査などでは「果物」として扱っています。当然、厚生労働省が提唱する野菜の1日の摂取目標量(350g)の中にイチゴは含まれていません。ちなみに、アスレシピの食材別レシピ分類では「果物・種実」に区分けしています。

このように「果実的野菜」として扱われるものは、イチゴのほかに、メロンやスイカなど樹木にならずに地面に張って育つものがあります。

イチゴを生で、よりおいしく食べるには、ヘタ側から食べるのがおすすめ。先端から熟し、先端部分の方が甘くなるため、最後に甘い部「分を味わう食べ方が良いそうです。また、ヘタを取ってしまうとそこから水分が抜けてしまうので、食べる直前に洗い、その後にヘタを取りましょう。

保存は冷蔵で、できるだけ新鮮なうちに。シャーベットで食べたり、加工したりするのであれば冷凍保存も可能です。

【アスレシピ編集部】