私はベジタリアンアドバイザーとして、日頃から野菜を毎日の生活に無理なく取り入れる方法を発信しています。去る11月19日に所属する日本ベジタリアン学会の第23回大会が開催され、私も一般部門でこれまでの活動を交えた発表を行いました。

学会で発表を行う様子(本人提供)
学会で発表を行う様子(本人提供)

発表内容は大きく分けて次の3点です。
アスリートが食事に野菜を意識的に取り入れることで、パフォーマンスアップにつながること
忙しい毎日を送る人たちが手軽に菜食を取り入れる方法の提案
目の前の大切な人に食事を提供することの大切さ

アスリートのパフォーマンスアップについては、私がサポートしていた大学生バスケットボール選手の事例を紹介。栄養管理アプリで現状の食生活を把握するところから始め、自炊生活でも無理なく作れる野菜料理のレシピを提案しながら改善を進めました。結果、偏っていた食生活のバランスがよくなり、パフォーマンスが上がって主力として活躍、チームに貢献することができました。

サポートする大学生バスケットボール選手の栄養バランスをアプリで見える化。左が改善前、右は改善後(本人提供)
サポートする大学生バスケットボール選手の栄養バランスをアプリで見える化。左が改善前、右は改善後(本人提供)

毎日手軽に菜食を取り入れる方法として私がおすすめしているのは「野菜の冷凍ストック」です。時間のある時に野菜を使いやすく切り、冷凍保存しておくというもので、忙しい日でも無理なく野菜がとれるアイデアです。活用レシピとして、アスレシピにも以前投稿した「野菜の皮で作るきんぴら」や豆乳うどんを紹介しました。

アスレシピで紹介した「大根皮と厚揚げのきんぴら」(2021年11月5日掲載)
アスレシピで紹介した「大根皮と厚揚げのきんぴら」(2021年11月5日掲載)

ニンジン(左)は細切りにして冷凍。大根は皮も捨てずにストック(2021年11月5日の投稿から)
ニンジン(左)は細切りにして冷凍。大根は皮も捨てずにストック(2021年11月5日の投稿から)

野菜の冷凍ストックを活用した簡単レシピの例(当日の発表資料から)
野菜の冷凍ストックを活用した簡単レシピの例(当日の発表資料から)

3つ目の「目の前の大切な人に食事を提供することの大切さ」は、フードツーリズムマイスターとして関わる熊本県の農家のお母さんたちから学んだことです。「地域にあるもの」で「今できるベストを尽くし」「想いを込めて作る」。このおもてなしの心は、日々の食事作りでも常に心に留めておきたいと思っています。

忙しい毎日では、つい「料理がめんどくさい」と思うこともあるかもしれません。でも工夫次第で意外と簡単に野菜をとることができます。これからも私の得意な「料理のハードルを下げる」アイデアで、多くの方に健康やパフォーマンス向上を実感していただけるよう、発信を続けていきたいと思います。

【アスレシピ特派員=大阪府在住・石井ゆかり】