<ママ特派員・サポーターから>

大根、ゴボウ、レンコン、ニンジンなど、根菜類がおいしい季節になりました。

とくに大根は、煮物にしたり、生でおろして使ったりと使い道がたくさんあって重宝しますね。しかし、大根まるまる1本買ってきた時、皆さんは何日くらいでどのように使い切っていますか? 我が家ではよく半分残したまま黒ずんで、傷んだ部分を取り除いて使っていました。もったいない使い方ですね。

実は大根は、冷凍することで味しみが良くなります。私は冷凍生活アドバイザーの勉強を通して野菜の特性を知り、大根は冷凍した方が味しみが良くなるということを知りました。

大根を買ってきたら新鮮なうちに、皮、頭(葉のついている方)、真ん中、しっぽをそれぞれ調理しやすい大きさに切り、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。葉っぱも、ついていればさっとゆでて水けを絞り、同様に保存袋に入れて冷凍します。

大根は部位により味わいが違うので、明記しておくと便利
大根は部位により味わいが違うので、明記しておくと便利

こうしておくと、必要な時に必要な分だけ使うことができ、無駄が出ません。また、冷凍することによって繊維が崩れ、生からの調理よりも短時間で味がしみます。冷凍のままで調理できるため、忙しい時にはとても便利です。

今回は、冷凍大根皮で作るきんぴらを紹介します。

果物や野菜は、中身を守るために厚い皮でおおわれています。皮や皮のすぐ下には非常に多くの栄養素が含まれているので、捨ててしまうのはもったいないことです。

ニンジン(左)は細切りにして冷凍。大根は皮も捨てずにストック
ニンジン(左)は細切りにして冷凍。大根は皮も捨てずにストック

我が家の冷凍ストックの定番、ニンジンの細切りと厚揚げも一緒に煮ました。厚揚げも冷凍することで味しみがよくなりますし、食べやすく切っておけば調理時の手間がありません。

厚揚げも使いやすい大きさに切って冷凍。味しみがよくなり、フードロス削減にもなる
厚揚げも使いやすい大きさに切って冷凍。味しみがよくなり、フードロス削減にもなる

いつでも思い立ったら作れるよう、それぞれの材料を切って冷凍しておくと便利ですよ。

冷凍大根皮と厚揚げのきんぴら

大根皮と厚揚げのきんぴら

材料(2人分)
大根の皮…1本分
ニンジン…1/3本分程度
厚揚げ(または油揚げ)…お好みの量
砂糖、酒、濃口しょうゆ…各大さじ1程度
炒め油…小さじ1
かつお節、すりゴマ(仕上げ用)…各適量

下準備
・大根の皮は一口程度の長さに切り、冷凍しておく。
・ニンジンは細切り、厚揚げ(または油揚げ)は食べやすい大きさに切り、それぞれ冷凍しておく。

作り方
❶鍋に油を引き、大根の皮、ニンジン、厚揚げを冷凍のまま入れて中火で炒める。

大根、ニンジン、厚揚げともに、冷凍の状態から炒め始めてOK
大根、ニンジン、厚揚げともに、冷凍の状態から炒め始めてOK

❷野菜に火が通ってきたら砂糖、酒、濃口しょうゆを入れ、弱火で味を調える。
❸仕上げにかつお節、すりゴマを適量加えてあえる。

【ママ特派員=大阪府在住・石井ゆかり】