10月からアスレシピ特派員に加わった、大久保慈泉さんのレポートです。

風邪の引き始めにも薬いらず

このショウガスープは、我が家に伝わるスープレシピの中でも基本中の基本のものです。

子どもの頃から社会人になった現在も水泳の飛び込み競技を続ける息子は、ドーピングの関係で薬やサプリメントが一切飲めません。そこで、試合の後や体調がすぐれない時、ケガの後などには、その時々の症状に合わせて様々なアレンジを加え、このスープで乗り切ってきました。

風邪の引き始めにも、3日も飲めば薬いらず医者いらず。まさにお守りのようなスープです。

基本のショウガスープ

基本のショウガスープ
基本のショウガスープ

材料(作りやすい分量)
根ショウガ…1個(200g以上、好みで増量可)
水…2リットル
塩…約大さじ1
豚バラ肉…150~200g

作り方
❶ 鍋に水と薄切りにした根ショウガ、食べやすくカットした豚バラ肉、塩を入れ、強火で沸騰させる。出てきたアクを全て取り除き、弱火にしてふたをし、コトコト30分煮出す。
❷ふたを取って中火にし、さらに10分煮る。味を見てショウガの抽出具合と塩加減を確認し、味が足りないようなら塩を少し足す。キッチンペーパーを敷いたザルで濾す(こうすると透明で雑味のないスープになります)。

※作った直後は塩味が物足りなく感じることもありますが、1日たって温め直すと味がまろやかになじみ、塩味もほど良くなります。
※日持ちは冷蔵で3~4日です。
※このスープにゆでたそうめんを加え、具材とともに「にゅうめん」として食べたりもします。その場合は白だしやめんつゆなどで好みの味に調えていただきます。
※一緒に煮込んだショウガや豚肉は、スープの具材とするほか、しょうゆを少しかけたり、昆布やかつお節と佃煮にしたりして食べています。

一緒に煮込んだショウガや豚肉も、具材としておいしくいただきます
一緒に煮込んだショウガや豚肉も、具材としておいしくいただきます

【アスレシピ特派員=茨城県在住・大久保慈泉】