<我が家の鉄板汁物(8)>

我が家の鉄板汁物は「常備野菜で鍋焼きうどん」です。

常備野菜で鍋焼きうどん

子どもたちが成長するにつれ、平日に全員で鍋を囲む機会も少なくなりました。

食事が夜遅くなる時には、消化にかかる時間や作る手間を考慮し、のど越しの良いうどんを選択するご家庭も多いと思います。それならうどんの具に、たくさんの野菜を入れてしまおう、と考えたところから我が家の鉄板汁物が生まれました。

使うものは乾物と、下処理して冷凍しておいた野菜たち。常備しておくといつでも使えるので便利なだけでなく、日照時間が短くビタミンDが不足しがちな冬場には、乾物でビタミンDを補って、カルシウムの吸収をサポートできるのも利点です。

常備野菜で鍋焼きうどん

材料(1人分)
豆腐…1/2丁
切り干し大根…輪切り3枚程度(千切りならふたつまみ程度)
キノコ類(シメジ、エリンギ、エノキタケ、シイタケなど)…片手のひらに乗る程度
ネギ…1/4本程度(ワケギなら2~3束程度)
油揚げ…1/3枚(または厚揚げ小1個程度)
ニンジン(切って冷凍しておいたもの)…ふたつまみ程度
卵(好みで)…1個
冷凍うどん…1~2袋

乾物や冷凍野菜を常備しておくと、栄養満点の1品が手早く作れます。葉もの野菜なども好みで入れてください
乾物や冷凍野菜を常備しておくと、栄養満点の1品が手早く作れます。葉もの野菜なども好みで入れてください

<基本のだし汁>
水…350ml程度
昆布…手のひら半分程度(または昆布水でも可)
煮干し(あれば)…大2~3尾(小ならひとつまみ)
顆粒だしまたは液体だし…以下参照

■顆粒だしを使用する場合
顆粒だしの素…1/3袋程度
酒…大さじ1
みりん…大さじ1
しょうゆ…大さじ2

■液体だしを使用する場合
製品により濃度が違いますが、およそ水:液体だしが9:1、もしくは8:2の割合

作り方
❶土鍋に昆布を敷いて水を入れ(または昆布水を入れ)、煮干しを加えて中火にかける。

水からだしをとります。我が家では頭やハラワタも一緒に入れています
水からだしをとります。我が家では頭やハラワタも一緒に入れています

❷火の通りにくい具材から入れていく(ニンジン、干し大根、小松菜、キノコの順)。
❸顆粒だしまたは液体だしを入れる。
❹沸騰したら食べやすく切った油揚げと、冷凍うどんを凍ったまま入れる。
❺うどんがほぐれてきたら、卵を加える。

うどんがほぐれてきたら、卵をイン
うどんがほぐれてきたら、卵をイン

❻完全にうどんがほぐれ、卵に火が入れば出来上がり。小口切りにしたネギを入れ、余熱で火を通す。

成城石井の「はなぎりだいこん」
成城石井の「はなぎりだいこん」

我が家では、成城石井の「はなぎりだいこん」を愛用しています。すぐに戻るので時短になりますし、おいしいので、常にローリングストックしています。

【アスレシピ特派員=大阪府在住・石井ゆかり】