<ママ特派員・サポーター紹介>

ママ特派員、認定アンバサダーの小垣美津子さんは、大学生と高校生、2人の息子さんのお母さんです。次男が中学生の頃には、なかなか身長が伸びずに悩んでいたとか。そんな中、親として大切にしていたこととは。お話を聞きました。【聞き手=アスレシピ編集部】

自分も知識を持たないと、と危機感

息子さん2人は、幼い頃から長男はサッカー、次男は野球と好みが分かれていました。長男は高校まででサッカーは卒業。次男は現在、県外の高校で野球を頑張っています。

長男は高校までサッカー部に所属。現在は趣味でフットサルを楽しんでいます
長男は高校までサッカー部に所属。現在は趣味でフットサルを楽しんでいます

小垣さんとアスレシピの出会いは、次男が中学1年の頃でした。小学生から野球を始め、中学からはシニアチームに所属。当時はとにかくご飯をたくさん食べさせろという時代で、自分で知識を持っておかないと子どもの体がダメになってしまうのではと危機感を抱き、スポーツ栄養スペシャリストの資格を取ったそうです。

次男が小学生の頃、少年野球チームでの一コマ
次男が小学生の頃、少年野球チームでの一コマ

元々調理師の資格を持っていたため、栄養の基礎知識はあった小垣さん。資格取得の勉強で栄養についてじっくり学んでいくと、こういうことだったのかと理解が深まっていったそうです。

「資格を取ってからも、色々とネットで情報を収集するうち、アスレシピにたどり着きました。スポーツ栄養セミナーにも参加し、同じ立場の皆さんの話が聞けたのも参考になりました。その時知り合った方とは、今でも情報交換を続けているんですよ」。

お弁当で2合飯を食べきる

シニアチーム時代は、土日に集中的に練習するため、早朝からお弁当を持って出かけます。遅い時は夜8時頃までという厳しい日々でした。

「お弁当では、2合のご飯を持参するのが決まりでした。次男は元々一気にたくさん食べられる方ではなく、入った当初はお昼の時間だけで2合を食べきるのが大変。おかずは彩りよりもなるべくタンパク質を多く入れるようにし、味付けもご飯が進むよう意識しました」。

シニアチームで中3の時に全国大会に進出し、親子で記念に撮った1枚
シニアチームで中3の時に全国大会に進出し、親子で記念に撮った1枚

朝早くからの練習で、体も疲れているはず。少しでも早く回復できるようにと、豚肉や鶏むね肉などを入れていたそうです。しかし、豚肉は冷えると脂が固まることもあり、あまり好まなかったと言います。

「本人はオムライスなんかを入れてほしかったみたいですが、やはり冷めるとおいしく食べられません。豚肉は脂が気にならないよう、冷しゃぶのようにして、ポン酢をかけてさっぱり食べられるようにしたり、丼風にしたりと工夫しました」。

小垣さんの投稿から。作るのも楽で、子どもも喜んだという丼風のお弁当
小垣さんの投稿から。作るのも楽で、子どもも喜んだという丼風のお弁当

練習から帰る車の中では、果物など疲労回復に役立つ補食をとらせていました。夏場の熱中症予防に考えた「甘酒プリン」もその1つ。アスレシピに投稿した記事を見て、友人たちからも「作ったよ!」という声が多く届いたそうです。

友人からも好評だった「甘酒プリン」
友人からも好評だった「甘酒プリン」

周囲の声に惑わされず、子どもに寄り添う

次男は早生まれということもあり、中学に入ってからもなかなか背が伸びずに悩んだそう。周囲からもさまざまなアドバイスがありましたが、小垣さんは「親としてブレないこと」を意識したと話します。

「親が不安になると、子どもも敏感に感じ取るように思います。私は勉強して知識を身につけ、色々な意見に惑わされず、自分がやっていることを正しいと信じるようにしていました。子どもともよく話し、『一緒に頑張っていこうね』と寄り添うことを大切にしました」。

とはいえ、中高生時代といえば反抗期。どう接していたのでしょうか。

「正直、無視されることもありましたが、私は『この子は今、反抗期だから話してくれないんだ』と冷静に受け止め、イライラせず、普段通りに接するようにしていました。返事が返ってこなくても、冗談を言ったり。そういう時期があっても、時が経てばいろいろ話せるようになります。今、心が折れそうになっているお母さん方がいたら、大丈夫よと言ってあげたいです」。

寮生活をどうサポートできるか

次男は県外の高校で寮生活をしながら、甲子園を目指しています。

「寮は野球部だけでなく、ほかの運動部も一緒です。ご飯は十分に用意されていますが、おかずが足りないようだったので、入寮当初はおかずを真空パックにして送ったりしたことも。でも、寮の冷蔵庫は全員で使うため保管場所がなく、現在は自分で調達する形になりました」。

中学までは、プロテインやサプリなども使用していませんでしたが、高校からは状況に応じてプロテインを使うように。

「監督が『自分で考えること』を大切にしているので、息子もプロテインや栄養のとり方などを自分で調べ、工夫しながら取り入れているようです。それでも、試合前になると体のことが気になるのか、『何を食べたらいいか』と聞いてくることもあります。試合時も、自分でお弁当を用意するので、どんなものを購入したらいいかなどをアドバイスしています」。

今後は、寮生活のサポートについてもさらに考えていきたいと話します。

「寮の環境については入ってから初めて知ることも多く、まだ手探りの状態です。今後はどうサポートしていけるか、色々模索してみたいと思っています」。

スポーツを頑張る子どもたちを応援したい

長男は春から大学4年。次男は高校2年となり、将来のことを考える時期でもあります。

「長男は昔から魚が好きで、現在は水産学部に在籍中。両親ともに料理人という家庭で育ったせいか料理に抵抗がなく、1人暮らしの現在も土鍋でご飯を炊き、近くの海で釣った魚をさばいて食べたりしているようです。でも卒業後は料理人ではなく、魚の研究をしたいと言っています。次男は大学でも野球を継続したいとのこと。どうやって体を使いこなし、スポーツにつなげていくかを勉強できる、体育系の学部を目指しているようです」。

小垣さん自身の、今後の目標についてもうかがいました。

「夫婦で茶懐石やケータリングのお店を経営していますが、現在は夫が海外赴任中のため、一時休業しています。お店をやっていた頃は、スポーツを頑張るお子さんがご家族で食べに来てくれたりもしていたので、夫の帰国後はお店を再開し、また食の面から応援できたら嬉しいですね。スポーツチームへのお弁当の仕出しなども行えたらと思っています」。