<ママ特派員・サポーターから>

私が主宰する料理教室では、アスリートの食事に役立つ薬膳の考え方をレッスンに取り入れ、お伝えしています。

急に冷え込んでくる秋から冬にかけては、肺をいたわり、心肺機能を高めておきたい時期です。そのような時、薬膳では「白い食材」がよいとされています。寒い時期はトレーニングで長距離ランなどを行うことも増え、持久力を上げるためにも心肺機能は大事ですね。

また、秋はなんだか物悲しい気持ちになることがありますが、そんなメンタル面にも肺の機能が関係あるそうです。おもしろいですね。コロナ禍でマスク生活が続いていることからも、肺をいたわる「白い食材」を毎日の食事に取り入れていきたいものです。

今回は、白い食材の中から「レンコン」を使った1品を紹介します。

レンコンは白い食材である上に、ビタミンCも含まれ、糖質や食物繊維も摂れます。ぜひ普段から意識して使ってみてください。

レンコン団子

焼き上がったレンコン団子

材料(10個分)
レンコン…400g
塩…小さじ1/4
片栗粉…大さじ2
ゴマ油…適量

作り方
❶レンコンはよく洗い、皮のまますりおろす。
❷①をざるに上げて軽く押さえ、水けをきる(適度に水分が必要なので、絞らないようにします)。
❸②に塩を加えて軽く混ぜ、片栗粉を加えて全体を混ぜる。
❹10等分して小判型にまとめ、多めのゴマ油を熱したフライパンで両面きつね色になるまで焼く。

このまま食べてもモチモチとして香ばしくおいしいですが、汁物に加えるとボリュームアップしてコクも出ます。

白い食材をたっぷり入れたすまし汁。彩りに水菜をあしらいました

写真はしっかりだしをきかせたすまし汁に、白菜、エリンギ、ネギの薄切り、レンコン団子と白い食材をたっぷり入れ、具だくさんに仕上げました。

肌寒くなった夕方に、帰宅したらこんな汁物があるとうれしいものです。団子の塩を減らし、ぜんざいに入れるのもおすすめです。

【ママ特派員=兵庫県在住・高木夕佳子】