<ママ特派員・サポーターから>

息子の所属する野球チームでは、試合日の昼食には主食として「おにぎり」を持たせることが推奨されています。これは、試合の組み合わせや経過次第で昼食時間が短くなることもあるため、食べやすく消化もしやすいおにぎりが最適と考えられているからです。

しかし、夏は食材が傷みやすい季節。試合の時は朝出発が早いことが多く、クーラーボックスに入れていても炎天下では保冷に限界があるので、おにぎりも具材や握り方などに注意が必要になります。

そこで今回は、殺菌作用のある食材と運動時の栄養補給におすすめの食材を組み合わせた、傷みにくく素早い栄養補給も可能なおにぎり3種を紹介します。

サケとシソの酢にぎり

酢とシソは殺菌作用があり、食欲増進も期待できる食材です。サケは吸収の良いタンパク質や抗酸化作用があるアスタキサンチンを豊富に含んでおり、おにぎりにおススメの食材です。

材料(2個分)
ご飯(白米を炊いたもの※1)…160g
焼いた塩ザケをほぐしたもの…大さじ1程度(好みで調整)
シソ…1枚
すし酢または調味酢…小さじ2/3~1(好みで調整)
白炒りゴマ…少々(好みで調整)

※1 試合の時はより早く栄養補給をするため、ご飯は消化の良い白米がおすすめです。玄米や雑穀米は食物繊維が多く、白米より消化に時間がかかります。

作り方
❶シソは洗ってキッチンペーパーなどで水けをよくふき取り、細切りにする。
❷ご飯にすし酢または調味酢をかけて混ぜ、焼いた塩ザケをほぐしたもの、①のシソ、白炒りゴマを加えて混ぜ合わせ冷ます(※2)。
❸②が冷めたら半分に分け、それぞれラップを使って握る。

※2 おにぎりはアツアツのご飯を握る方がおいしいのですが、夏場は傷みにくくするために冷ましてからラップを使って握ることをおすすめします。またこの時期は、ノリも冷めたおにぎりに巻く方が傷みにくいので、小分けにされた味付けノリを持たせて、食べる時に自分で巻いてもらうようにしています。

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