梅にしわを寄せないコツ

梅酒作りで梅をしわしわにさせないためには、以下の方法があります。

梅をつける前に凍らせておく→細胞の壁(細胞壁)が壊れて、浸透圧がなくなり、エキスが出やすくなる。
完熟した梅を使う→細胞がやわらかく、細胞壁が破れやすく、エキスが出やすい状態。
梅に穴を開けておく→梅のエキスが浸透しやすくしておく。

なお、梅酒と違って梅シロップ(梅ジュース)はアルコールが不要なので、氷砂糖にこだわる必要はありません。グラニュー糖やはちみつでも代用できるので、お好みの味を見つけてみてはいかがでしょうか(1歳未満の乳児へのはちみつはご注意ください)。

出来上がった梅ジュースは、加熱殺菌すれば長期保管が可能です。氷と無糖炭酸で梅サイダーにしたり、ゼリーを作ってみたりできます。梅干しは、お弁当の腐敗防止の効果も。梅干し作りで使ったシソは天日干しした後、フードプロセッサーやミルで砕いてふりかけにしても良いでしょう。

今回は、そのシソの一部を使った「あじさい寒天ゼリー」を紹介します。寒天は海藻由来の食物繊維でゼロカロリー。常温でも固まり、溶けないのでお弁当のデザートにもおすすめですよ。

作ってみよう!あじさい寒天ゼリー

<材料>
白いゼリー(土台)
・乳酸菌飲料(原液タイプ)…50ml
・水…250cc
・粉寒天…4g

あじさいゼリー(トッピング)
・赤シソ…1/2袋
・粉寒天…4g
・水…400cc
・砂糖…40g
・ミント(お好み)

<作り方>
(1)あじさいゼリーを作る。シソ、寒天、水、砂糖を入れてよく混ぜた後、中火で加熱。沸騰したら弱火で2分加熱する。
(2)(1)を3つのタッパーに分ける。1つにレモン汁を数滴、1つに重曹を小さじ1~2入れて好みの色にする。
(3)白いゼリーを作る。小鍋に寒天と乳酸菌飲料と水を入れてまぜ、中火で加熱。沸騰したら弱火で2分加熱する。
(4)(3)を耐熱カップに移して固まるまで冷やす。
(5)(2)が固まったら包丁でみじん切りし、白いゼリーにトッピングして完成。お好みでミントを添える。