新型コロナウイルスの感染予防はまだまだ続きますが、大会や練習も行われるようになり、スポーツの世界もかつての様子を取り戻してきました。

小学生や中学生の大会や練習試合では、1日に複数の試合が組まれることが多いので、1つ試合が終わり、次の試合までの空き時間が短い時、どのように食事をしたらいいのか、悩む選手が多いようです。昼食をたくさん食べると苦しくて動けない、途中で気持ち悪くなる、でも食べないとおなかがすいて最後まで走れなくなる…といった悩みが多いようです。

そんな時は、次のことを意識した食事を心がけましょう。

・失った水分とエネルギーの補給
・消化の良い糖質を中心とした食事

例えば、次の試合まで1時間程度しかない場合は、100%オレンジジュースやスポーツドリンク、エネルギーゼリーなど消化の速い糖質をとる。2時間ぐらいある場合は、バナナ、カステラ、お団子、小さめの梅のおにぎりや塩おにぎりなどをとり、消化に時間がかかり、胃に負担のかかる脂質の多いカツサンドやカレーなどは避けましょう。

おかずがたくさん入ったお弁当などは、試合が終わってからしっかりと食べるようにしましょう。毎食、バランスのとれた食事を心がけるのは大切ですが、練習や試合が迫っている、時間がない時はそれが適さないこともあります。状況に応じて食べるものを選ぶようにしましょう。

今回紹介するのは、暑い夏でも食が進む「梅と枝豆のおにぎり」です。このレシピでは発芽玄米を使っているので、試合の間の補食にする場合、消化を考えて白米にしてもいいでしょう。

管理栄養士・舘川美貴子