新型コロナウイルス感染拡大防止のため、休校の延長、外出自粛、部活動やクラブ活動の休止、大会の中止など、選手にとってはモチベーションやコンディションを整えにくい時期が続いています。シーズンに向けて増量や、コンディション作りを一生懸命準備してきたのに、先が見えない状況となり、どこを目指したらいいのか、何をしたらいいのか分からなくなっているかもしれません。それでも「その日」のために、自分たちが今できることを頑張っている姿を見ると、胸が熱くなります。

この時期に食事のスキルを上げる

気持ちの切り替えはなかなか簡単なものではありませんが、食事に関して言えることは「この時期に食事を見直しましょう」ということ。自分の食事のスキルを上げるとともに、食を楽しんでもらえる時期だと思っています。

普段は食べられないプリン、シュークリーム、チョコレートなどのおやつに触れてもいいかもしれません。また、これまで時間がなくて作れなかった料理、作り方が分からなかった料理、インスタ映えしそうな料理も作れるでしょう。

食事の準備や後片付けもしてみよう

これまで、「バランスよく食事をすることは体を作るために大切だ」ということを理解しながらも、食事をする余裕がない時もあったと思います。ましてや、自分で料理する時間は取れず、準備や後片付けも家族に任せることが多かったのではないでしょうか。時間的に余裕が出来たこの時間を、今後の自分に役立てる期間としてとらえ、料理や後片付けの時間に使ってみましょう。

保護者の皆さんも、手を切るんじゃないか、やけどするんじゃないかと気になったり、キッチンが汚れて掃除が大変と不安になったりするかもしれませんが、少し見守ってみませんか? 親子で料理、特に男の子とする機会は少ないので、これを機に始めてみましょう。

子どもが1人暮らしをした時に、必ず役立ちます。「アスレシピ」には作りやすいメニューがたくさんあります。ぜひ親子でチャレンジしてみてください。

今回紹介するのは「中高校生男子も作れる!パプリカの肉詰め」です。ハンバーグなどのひき肉料理は難しい、油がギトギトで洗いものが大変そうだと思われがちですが、電子レンジやポリ袋を使うことで少し面倒な作業が減ります。ボリューム満点で色鮮やかなパプリカの肉詰めは、インスタ映えも期待できるでしょう。

管理栄養士・舘川美貴子