新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、多くのスポーツ大会も中止となりました。しかし、間もなく暖かい春。通常ならば、サッカー、野球など高校生のスポーツもシーズンが始まります。高校サッカーは4月からリーグ戦、5月からは同時に、夏のインターハイ予選となる地区大会が始まります。秋には正月の選手権につながる地区大会が行われ、休む期間はほとんどありません。

さて選手の皆さん、自分たちが年間最大何試合戦うのか分かっていますか? いつ、どのような大会があるか、その間に学校の行事はどんなものがあるか。新2年生は1年間過ごして、何となく分かってきたでしょうか。新3年生は、最終学年として理解して、戦う準備は整っているでしょうか。

これから始まる長いシーズンに向け、あらかじめ立てた年間のトレーニングスケジュールに不足や変更点がないかを、選手たち自身で見直してみましょう。食事の計画も必ず見直し、試合期の食事のポイントを押さえ、チーム全体で共有を図りましょう。

食事を作る家族にも情報共有

食事の調整には家族の協力が必要です。試合期の食事の情報は保護者とも共有し、試合前は揚げ物や生ものを避けること、ご飯や麺糖質を多めに、といったことをお願いしたり、補食として食べるパンや果物は自分で用意したり、自分でできることも考えてみましょう。

戦うのは選手だけでなく、監督やスタッフ、保護者が一体となってのものです。しかし、選手からの自主性が大切です。それには、計画を立て、実行し、修正できる自分たちの力、知識の理解が必要です。

今回は乾物を使用した「洋風の切り干し大根の煮物」です。切り干し大根は、戻す作業が多少ありますが、保存期間が長い分、ストックしておくと、食材の少ない時に非常に便利です。

管理栄養士・舘川美貴子