肉や魚のアレルギーがある場合、タンパク質強化の献立作りに苦慮していること思います。タンパク質をはじめ、色々な栄養素がとれるお手軽食材として、納豆を思い浮かべると思いますが、「マンネリになりがち」ともよく聞きます。今回は、そのような方々のメニューの幅が広がる「納豆ネギ焼き」を紹介します。

補食やお弁当のおかずにもなる「納豆ネギ焼き」

市販されている納豆の量はさまざまですが、納豆1パック50gと設定し、他の食材に含まれるエネルギー及びタンパク質量を比較してみます。

以上の数値を参考にしながら、肉と魚、またはどちらかのアレルギーがある場合には、工夫してタンパク質不足にならないよう注意してください。

乾燥大豆は、約30%がタンパク質で必須アミノ酸も豊富なことから、「畑の肉」とも呼ばれています。さらに、タンパク質の消化吸収率がよく、効率よく摂取できることもメリットです。納豆は、蒸して煮た大豆を納豆菌で発酵させたもの。納豆を使った「納豆ネギ焼き」は、補食やお弁当に重宝するタンパク質強化のおかずになります。

骨強化、花粉症対策にも有効

また、納豆50gあたり、食物繊維を3.3g、1日の摂取目標量の約20%を摂取することができます。骨にカルシウムを定着させるビタミンKも豊富で、育ち盛りの子どもにはぜひとって欲しい食品。納豆菌には善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれる作用もあります。

来月あたりから、スギ花粉のピークとなりますが、毎年症状がある方は今からの対策が大切です。納豆には、花粉症対策に有効な抗酸化作用や粘膜を強化する成分も含まれています。

なお、栄養価が豊かな納豆ですが、アレルゲンにもなります。摂取してからすぐに症状が出ないこともあるので注意が必要です。納豆を食べた後に体調を崩すようなことがある場合は、アレルギー科や皮膚科などを受診して相談しましょう。

管理栄養士・乳井美和子、小高鏡子