前回のコラム(「魚アレルギーの方はキノコで免疫力アップ、花粉症緩和にも効果的」)に続き、今回もキノコの魅力について紹介していきます。

 キノコに含まれる栄養素は、アレルギー疾患で困っている方々のみではなく、アレルギーとは縁のない、アスリートを目指す子どもたちにも魅力的な栄養素が詰まっています。

*腸内環境整える食物繊維が豊富*

 この70年の間に、日本人の食物繊維摂取量は約半分となってしまいました。平成28年の国民健康・栄養調査結果では、さらに減少している年齢層もあります。

 15歳~19歳の年齢層では、1日の平均摂取量は男性13.5g、女性11.3gでした。目標量(15~17歳)は、男性19g、女性17gとなっており、近年では目標量に達することがありません。

 食物繊維は野菜や穀物、海藻類に多いと紹介してきましたが、キノコ類にも豊富に含まれています。実際、キノコ類が便通改善を促すという研究も進んでいます。免疫細胞の大半が活躍している場所が腸ですので、アレルギー対策として、免疫力を高めるためにも食物繊維の積極的な摂取が望まれます。

*ビタミンDは筋力保持にも*

 最近の研究では、キノコに多く含まれるビタミンDは、カルシウム吸収を助ける作用だけではなく、筋力の保持・増進にも効果があるといった研究が進んできました。筋肉中にあるビタミンDの受容体がビタミンDを結合することで、筋肉のタンパク質合成を促進させるといわれています。ビタミンDは、骨の強化だけでなく、筋力の強化にも力を発揮してくれます。

 キノコは低カロリーでありながら、ビタミン、ミネラル、食物繊維、GABAなどさまざまな栄養素が含まれており、カロリーを抑えなければいけないときに重宝する食材です。

米粉で作るキノコモリモリ雑穀ハヤシライス

 今回紹介する「米粉で作るキノコモリモリ雑穀ハヤシライス」は、腸内環境の改善を強化するため、白米に雑穀を加えています。「まずは腸のお掃除、雑穀でミネラル、馬肉でスタミナチャージ」でも紹介しているように、雑穀を加えることで、カルシウムをはじめとするミネラル摂取の強化につながります。

 通常、ハヤシライスのルウは小麦粉を使いますが、今回は米粉のルウを使用し、豚肉を除くアレルギー特定原材料26品目を全て除去した料理になっています。また、メニューではうま味成分が豊富に含まれる豚肉、トマト、キノコ各種が入っているため、料理初心者の方でも楽に、おいしく食べられると思います。