野菜は1日に350g以上を、そのうち緑黄色野菜を1日120g以上摂取するのが目標と、厚生労働省が推奨しています。

緑黄色野菜とは、βカロテンを100g中600μg(マイクログラム)以上含む野菜と定義されています。βカロテンは抗酸化作用が期待できる栄養素で、体内ではビタミンAに変換されます。ビタミンAは風邪予防や粘膜を強くしてくれる働きがあるので、これからの季節には積極的にとりたい栄養素です。

風邪予防のためには以下の3つが基本です。

手洗い、うがい
休養、十分な睡眠
バランスのよい食事(主食・主菜・副菜・乳製品・果物をそろえた食事)

食事は内容だけではなく、どれくらい摂るべきか、量も意識しておくことが大切です。例えば、ホウレン草は1束約200g。主にホウレン草で「緑黄色野菜1日120g」を摂るとするならば、4人家族なら1日に2束を消費するのが目安量になります。

今回はそんな緑黄色野菜を使った「ホウレン草とバジルのベーコン炒め」を紹介します。バジルも緑黄色野菜のひとつで、ホウレン草にさわやかな香りづけをしてくれます。お試し下さい。

管理栄養士・田澤梓