年末年始で学校や練習が休みになると、生活リズムがいつもと大きく変わる場合があります。生活リズムが変わると、体内時計の調整が難しくなり、睡眠の質や食欲が落ち、体調管理に影響します。

まずは、睡眠時間をいつもと大幅に変えないこと。遅く起きるのではなく、早く寝て、朝起きたら太陽を浴びて、朝食をきちんと摂ることが大切です。

朝食の内容が食パン1枚、おにぎり1個など炭水化物中心のものだけの場合と、バランスのよい食事をしている場合で比較すると、朝食から4時間後の体温と集中力に差が出ます。

バランスのよい朝食とは、主食、主菜、副菜、乳製品、果物を揃えることですが、「品数を揃えるのは大変」と思う必要はありません。例えば、トーストを、チーズやタマネギ、ピーマン、ハムを乗せたピザトーストにする、おにぎりには豚汁を合わせるといったように、1皿で主食、主菜、副菜が揃えられるものにすればいいのです。それに、ヨーグルトや牛乳などの乳製品、ミカンなど調理の必要のない果物を加えれば、手間をかけずに準備ができます。

今回は「バジルとシラスのチーズトースト」を紹介します。朝食の一品としてお試しください。年末年始は、いつもと違う食事や睡眠、生活になりますが、なるべくリズムを乱さずに過ごしたいですね。

管理栄養士・田澤梓