学校が冬休みとなる年末年始は生活リズムが崩れ、ごちそうを口にする機会も多いため、ジュニアアスリートはコンディションが低下しやすい時期でもあります。

就寝・起床時間を一定にする

夜ふかしや朝寝坊をしてしまいがちですが、寝る時間や起きる時間を一定にして、なるべく生活リズムを崩さないようにしましょう。朝食の時間を決めておくと、生活リズムを整えやすいですね。大みそかなど夜ふかしした翌日は早く寝て、リズムを取り戻しましょう。

「食べる時」を決め、だらだら食いしない

また、おせち料理や雑煮、肉料理のごちそうを食べる機会も多く、気づかないうちに体重が増えることもあるので注意が必要です。長時間、だらだら食べてしまうと、いつの間にかたくさん食べてしまうので「食べる時」を決めて、その時以外はお皿やお箸を片付けましょう。

お正月のお餅は炭水化物を多く含む「主食」です。おせち料理は、肉や魚、卵などたんぱく質を多く含む「主菜」料理が多くあります。

おせち料理は保存を良くするために、調理に砂糖や塩を多く使っています。そこで薄味ですぐに食べられる野菜料理の「副菜」を用意しておくと、「主食」と「主菜」の食べ過ぎを防ぎ、お正月料理でも主食+主菜+副菜を整えやすくなりますね。

今回のレシピは「野菜たっぷり関東風お雑煮」です。昆布やかつおだしを使ったすまし仕立てで、小松菜、ニンジン、カブなど野菜をたっぷり入れています。

お正月料理の準備をするときに、あらかじめ色々な野菜をゆでて保存しておくと、サラダにもなるし、お雑煮の具材としても活用できます。年末のちょっとした準備で、お正月をゆっくり過ごせることになります。

管理栄養士・金子香織