「体調が悪い時の食事」というと、おかゆやうどんなどが一般的ですね。

 ラグビーやアメフトなど体格が大きい選手が風邪や胃腸炎などで体調を崩すと、発熱や腹痛で食欲が低下し、数日で体重が3キロも減ってしまったということがよくあります。発汗や下痢による脱水のリスクも大きくなります。

 そんな時に、消化の良いおかゆを食べる人が多いのではないでしょうか。

 おかゆは水分が多いため、100グラムで比較すると、ご飯(おにぎり1個分)のエネルギー量が168キロカロリーなのに対して71キロカロリー。体調が悪いからといっておかゆばかり食べると、短期間で急激に体重が減ってしまいます。それ以外食べられない時は仕方ありませんが、少しでも食べられる時には、おかゆをアレンジしてエネルギーや栄養素を少しでも多くとるようにしましょう。

 米以外にも、炭水化物を多く含むもちやイモ類、タンパク質を多く含む卵や鶏肉、ゆで大豆などを入れるといいですね。食べやすい野菜のおかずや果物、乳製品を添えて「主食+主菜+副菜+果物+乳製品」を整えることを目指しましょう。

 今回紹介する「サムゲタン風鶏かゆ」は、骨付きの鶏肉を米と一緒に圧力なべで炊き、鶏肉と骨の旨みがたっぷりなおかゆです。1合のお米で3人分。1人分480キロカロリーで、おにぎり約3個分のエネルギー量です。

 具にサツマイモを入れてエネルギー量をアップし、鶏肉でタンパク質をとれるように工夫しています。また、普通のお米ではなく五穀米を使用し、微量栄養素もとれるようにしたおすすめメニューです。

 もちろん、体調が悪く白かゆしか食べられない時には無理せず食べられるものを食べてくださいね。

【管理栄養士・金子香織】