<7人制ラグビー選手におすすめのレシピ(2)>

 前回のコラム「トップスピードで15分間走り切れる強い体を」でもお伝えしましたが、7人制ラグビーは15人制と同じ広さのグラウンドを選手が走り回る競技です。前後半7分ハーフと短いですが、スピーディーに試合が展開され、1日に2、3試合行われます。オリンピックを含めた国際試合では連日、試合が続きます。

 そのため、試合前後のエネルギー補給がとても重要になります。特に、筋肉の収縮のエネルギー源に使われる「グリコーゲン」が試合で消耗されるため、糖質(炭水化物)を効率よく、しっかり補給することが大切です。

 試合の3~4時間前にはうどんやパスタ、おにぎりなど炭水化物中心の食事をし、1時間前にはバナナやエネルギーゼリーなどで試合前の補給、試合後30分以内にはおにぎりやサンドイッチなどを食べて、次の試合に備えます。

「試合に持って行きたいおにぎり3種」。左から鶏そぼろ、桜エビと塩こんぶ、塩むすび
「試合に持って行きたいおにぎり3種」。左から鶏そぼろ、桜エビと塩こんぶ、塩むすび

 今回のレシピは「試合に持って行きたいおにぎり3種」です。おにぎりは炭水化物の補給にとても優れており、さまざまな競技で試合の合間に食べられています。

 電子レンジで簡単に作れる男子に大人気の鶏そぼろ、ミネラルたっぷりの桜えびと塩こんぶ、シンプルな塩むすびの3種類を紹介します。塩むすびは消化が早いので食欲がない時や試合間の時間が短い時にに食べやすいでしょう。

 試合当日、持参する場合は、衛生面において以下の3点に注意してください。

①ラップなどを使用し、直接手で触らない
②濃い目の味付けにする 
③具材は水分が少ないもの

 小さめのサイズなのでたくさん持参し、試合と試合の空いている時間に合わせて、食べる個数を調整しましょう。