「え?フルーツって炭水化物(糖質)なの!?」。これはあるプロ選手が、キャンプ中の栄養指導時に言った言葉です。この選手は、フルーツをビタミンやミネラルが豊富なので、たくさん食べていたらしいです。ご飯やパンと同じ炭水化物も多く含まれると知り、「ということは、フルーツはたくさん食べたら太る!?」と、衝撃を受けていました。

 フルーツは甘いので「糖分=炭水化物」というのは分かりやすいと思いますが、食にあまり意識がない時の食習慣というのは怖いものです。こういったことも指摘されて、あらためて気づくこともあります。

 スポーツ選手がよく食べるフルーツでイメージが最も強いのがバナナでしょう。バナナは炭水化物量(1本84キロカロリー)が多いのでスポーツ時のエネルギー源になります。携帯もしやすく、練習前後のエネルギー補給や合宿や試合時の差し入れとしてもお薦めです。

オレンジシャーベット

 今回紹介するのは「オレンジシャーベット」。手軽に作れるスポーツ選手向けのアイスです。オレンジなどのかんきつ系フルーツは、ビタミンCやクエン酸が豊富で、疲労などの原因になる活性酸素を除去するだけでなく、クエン酸の酸味は暑いこの時期の食欲増進作用もあります。フルーツはまとめて食べるよりも毎食こまめにとることがお薦めです。

 ちなみに、冒頭で出てきた選手はこの発言をきっかけに、食に対して興味を持ちました。読者の皆さんもこの連載で何かプラスの変化があればうれしいです。【管理栄養士・川端理香】

(日刊スポーツ紙面より)