成長期には肉です!!ラグビーやバスケットボールなどのコンタクトスポーツの場合、選手は「足が速くなりたい」「高く跳びたい」だけでなく、「相手に当たり負けしない体になりたい」などの目標があるもの。これらを達成するためには筋肉が必要です。練習と同じくらい重要なことは、目的に合った食事から必要な栄養素を摂取することです。

 筋肉をつくる栄養素は、タンパク質です。タンパク質は、肉、魚介、卵、乳製品、大豆製品の5つの食材に多く含まれており、これらをしっかり食べなければ筋肉は作られません。

 今回は、その中の「肉」について紹介します。肉は鶏肉、豚肉、牛肉などがありますが、特に、ビタミンB6が含まれる鶏肉やレバーは効率が良い食材です。ビタミンB6はニンニクにも含まれるので、豚肉や牛肉を食べる場合は、ニンニクと一緒に調理したものを選ぶと効果的です。

豚とブロッコリーのニンニク塩麹炒め
豚とブロッコリーのニンニク塩麹炒め

 今回紹介するレシピは「豚とブロッコリーのニンニク塩麹炒め」です。豚肉は体づくりのタンパク質のほか、疲労回復に効果のあるビタミンB1を含みます。これをビタミンB6を含むニンニクと炒めることで体づくりの効率を高め、ビタミンB1の効果もアップします。ブロッコリーはビタミンCやカルシウムを含み、毎日とりたい食材です。これらを同時に摂取することで、理想の体づくりや成長に必要な栄養素がいっぺんにとれます。夏本番に向けて、肉体改造したい方にもおすすめのレシピです。【管理栄養士・川端理香】

(日刊スポーツ紙面より)