左右の足の筋力差も判明

(3)ラインより前な上に、左足が前、右足が後ろ

宮崎氏 左足に比べ、右足の筋肉が弱い人の特徴です。うつぶせで左足を上げるトレーニング、あおむけで右足を上げるトレーニングをお勧めします。

(4)ラインより前な上に、右足が前、左足が後ろ

宮崎氏 先ほどとは逆で右足に比べ、左足の筋肉が弱い人の特徴です。うつぶせで右足を上げるトレーニング、あおむけで左足を上げるトレーニングをお勧めします。

骨盤後傾。右足が前、左足が後ろにある人の例
骨盤後傾。右足が前、左足が後ろにある人の例

(5)ラインより後ろな上に、左足が前、右足が後ろ

宮崎氏 (3)と同じトレーニングをお勧めします。

(6)ラインより後ろな上に、右足が前、左足が後ろ

宮崎氏 (4)と同じトレーニングをお勧めします。

(3)~(6)の運動ともに、10回3セットを目安に実施する。特別なトレーニング器具は必要なく、場所を問わず、手軽に取り組める。

第1回でも触れたように、人体の上肢と下肢の中心に位置する骨盤は下部で身体を支え、上部で脊柱を通じて脳を支える。それだけでなく、臓器の受け皿としての役割、2足歩行を支える役割、座る時の身体全体の台座としての役割などがある。「骨盤」がゆがめば、パフォーマンスの低下はもちろん、健康面への影響もあるとされる。

宮崎氏 骨盤へのアプローチは、パフォーマンスアップ、健康管理、ストレス解消、成長期における発達サポートに必要と考えられます。骨盤のゆがみを矯正し、身体の負担を減らすことでイキイキした活動を促しましょう。(終わり)【取材・構成=久保賢吾】

◆宮崎裕樹(みやざき・ひろき) 1970年(昭45)3月26日、千葉県生まれ。23歳の時にオリンピック委員会強化フィジカルコーチに就任。その後、K-1、野球、サッカー、テニス、ラグビーなど数多くの選手のトレーナーを務める。小学生を対象とした水泳、陸上、サッカー教室、発達障がい児、発達障がい者の運動教室を都内、神奈川県内で開催する。株式会社「TEAM-MIYAZAKI」、NPO法人「日本フィジカルサポート」の代表を務める。

(2019年9月4日、ニッカンスポーツ・コム掲載)