<高校野球岩手大会:大船渡14-0遠野緑峰>◇16日◇2回戦◇花巻球場

19年野球界の主役、大船渡(岩手)佐々木朗希投手(3年)最後の夏が、いよいよ開幕した。

大船渡対遠野緑峰 1回表大船渡1死一、二塁、先制の右越え2点適時三塁打を放ち、ガッツポーズを見せる佐々木(撮影・河野匠)

日本中の野球ファンから注目されても、大船渡・佐々木は普通の17歳だ。母親を「ねえ、ちょっと」と呼ぶ“思春期男子あるある”のまっただ中にいる。母陽子さんの手作りハンバーグが好物で、正月はちょっと豪勢にタラバガニに食らいつく。牛乳や海藻を多く取らせたわけでもないのに小6で168センチ、高3で190センチ。「いつの間にか大きくなりましたね」と母は息子を見上げる毎日だ。

大船渡対遠野緑峰 力投する大船渡先発の佐々木(撮影・河野匠)

雄星、大谷、佐々木…なぜ岩手に好投手が続々誕生?/岩手のヒミツに潜入(1) 」の中で「佐々木は早寝で背が伸びた」と報じた。佐々木は前日15日も午後9時に就寝した。さらに、米野球事情に詳しい慶応(神奈川)前監督の上田誠氏(61)は独自の「牛理論」を展開する。「テキサス州など牧場の多い州出身者に剛速球投手が多い傾向がある」というものだ。陽子さんは「牛乳はそんなに飲んでいないです」と話しつつ「でも、いいこと聞きました。これからは飲ませます」とニヤリ…って、いやいや、もう十分では?【金子真仁】

(2019年7月17日、ニッカンスポーツ・コム掲載)