<巨人1-4ヤクルト>◇12日◇東京ドーム

巨人坂本勇人内野手(30)が、セ界新記録を塗り替えた。

巨人対ヤクルト 1回裏巨人1死 坂本勇は中前打を放ちセ・リーグ記録となる開幕36戦連続出塁を達成する(撮影・滝沢徹郎)

1回1死、カウント1-1からの135キロフォークを中前へ。クリーンヒットで開幕からの連続出塁を36試合に更新した。97年金本(広島)を上回るセ・リーグ単独トップ。自身は大記録を打ち立てたが、チームは連敗。主将は「なかなか点が入っていない。後から出てきた投手陣が頑張ってくれた。打者陣がつながっていかないと」と勝敗を最優先した。

巨人対ヤクルト 1回裏巨人1死、セ・リーグ記録となる開幕36戦連続出塁を達成した坂本勇(手前)を見つめる原監督(後列右)(撮影・滝沢徹郎)

記録に対する注目度が徐々に高まってきた一方で、坂本勇自身は逆に関心が薄まっている。記録についての質問には「もうその話はいいかな」と興味を示さない。143分の1試合、1勝を突き詰めるルーティンに個人記録が強引に割ってはいる余地はない。連続出塁記録の継続確率は数字上では約90%の高確率。好打者、打線の柱だという事実がサイエンスからも証明されている。

巨人対ヤクルト 6回表ヤクルト2死二塁、太田の遊ゴロをさばいてピンチをしのぎ、笑顔を見せる坂本勇(撮影・加藤諒)

未知を意味する「X」にまつわる因果関係もある。ナイター後に東京ドームの選手サロンで夜食をオーダーしているが、お気に入りは東京都発祥のブランド豚「TOKYO X」を使用したシューマイだ。豚しゃぶ、サムギョプサルなども日替わりでメニューに並ぶ。ビタミンB群が豊富に含まれ、疲労回復を助ける。プロ野球記録の83年スティーブ(西武)の40試合まであと4試合。プロ野球記録の先にある、未知なる領域へと突き進む。【為田聡史】

(2019年5月13日、ニッカンスポーツ・コム掲載)