「おにぎりで向上委員会」がサポート

開店に当たっては飲食店を運営・サポートする「RETOWN」炊飯器メーカー「タイガー魔法瓶」米穀卸メーカー「幸南食糧」が運営する「おにぎりで向上委員会」がサポート。山中さんは約半年前から“修業”をはじめた。

「包丁の持ち方から勉強しました。僕は本当に不器用やし、人よりも覚えが悪くて大変でした。一番、苦労したのは、おにぎりの握り加減ですね」。今では、店のおにぎりメニュー23種類のほとんどの具材を自分で準備できるまで腕を磨いた。

大阪・北新地のおにぎり店店主として再出発する元WBO世界ミニマム級王者山中竜也さん(撮影・加藤裕一)
大阪・北新地のおにぎり店店主として再出発する元WBO世界ミニマム級王者山中竜也さん(撮影・加藤裕一)

使用する米は、おにぎりに最適な山形県産「つや姫」。山中さんのイチオシは「乱王しょうゆ漬け」(1個300円)。現役時代から高タンパクな食材として卵黄をよく食べていたといい、店では濃い黄身が特長の大分県産「蘭王」を4日間、だししょうゆにつけ込んだ具材を使っている。またメニューにはおでん、季節ものもある。

「おにぎり竜」の所在地は大阪市北区曽根崎新地1丁目1-16 クリスタルコートビル103号。営業時間は午後6時半~深夜、定休日は日曜・祝日。

(2019年4月17日、ニッカンスポーツ・コム掲載)