バレーボール男子の日本代表として、バルセロナオリンピック(五輪)に出場した大竹秀之さん(51)の妻であり、現在、日本代表のオポジット大竹壱青(いっせい)選手(23=パナソニック・パンサーズ)、女子の元日本代表の里歩選手(25=デンソー・エアリービーズ)の母でもある秀子さん(55)。栄養士の資格を生かし、得意の手料理でアスリート一家の食卓を支えてきた秀子さんに、食事の工夫と思いを語ってもらいました。3回に分けてお届けする第1回は、夫秀之さんとの出会いから現役時代の食事について。

バレーボール男子の元日本代表の夫を支え、2人の子どもを日本代表に育てた大竹秀子さん

手料理で「胃袋をつかんだ」

主人と出会ったのは約30年前。主人が大学生で、私が病院の栄養士をやっていた頃です。お互い話も合ったのですが、結婚まで至ったのは「胃袋をつかんだ」からでしょう。主人は当時から、私の手料理が「おいしい」と言っていましたし、チームの仲間や後輩にもよくご飯を食べさせていました。

付き合い始めてから、遠征が多い主人のスケジュールに合わせるため、栄養士をやめましたが、結婚してからも各地で試合や合宿があるため、年間3カ月ぐらいしか自宅に戻ってきませんでした。ですから、一緒にいられる間は料理作りに精を出しました。

秀之さんと秀子さんの結婚披露宴(提供写真)

食卓では「家族一緒の時間を共有」

家族は一緒に食べるのが一番。何を食べるではなく、一緒の時間を共有する。そんな時間が少なかったので、子どもたちが小さかった頃は特に大切にしました。

食事内容としては、とにかく良質のタンパク質をとってもらうよう心がけました。貧血の予防・対策として、赤身肉中心のメニューが多かったです。ステーキだったら大きめのを1枚に魚といった具合に主菜は肉、魚の2品用意して、小鉢や野菜。丼のようなお茶わんにご飯を盛っていました。さすがに今はもう、小さな茶碗で食べていますけどね。

3食だけでは体がもたないので、補食もいっぱいとっていました。アンパンもよく食べていましたね。買って家においておくと、目を離したすきにすぐ食べてしまうので、「食べないでください」と紙に書いたこともありました(笑)。

壱青の幼稚園入園式で自宅前で撮影(提供写真)

お酒を飲むのでおつまみも作りますが、現役の頃はすごく飲んでいました。酔っ払ったのをほとんど見たことがありません。(当時の全日本監督の)大古(誠司)さんがよく飲む人なので、全日本のメンバーと一緒によく飲んでいましたね。

子どもたちも小学時代に170センチ突破

主人の両親をはじめ、大竹家はみんな高身長です。遺伝なのか、子どもたちは幼児期から大きく、2歳ぐらいから同級生より頭一つ抜きんでていました。ちなみに私は身長160センチですが、2人とも小学6年で170センチを超えています。主人の身長208センチはいまだ、日本人のバレーボール選手及び五輪出場選手として歴代最長ですものね。どこに行っても目印になるので、待ち合わせには楽です。

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