飽食の時代と言われる現代の日本だが、3食しっかりと食べているにも関わらず8割の子どもたちに「新型栄養失調」のリスクがあるという統計が出ている。

新型栄養失調とは食事によるカロリーは足りているのに、ビタミン、ミネラル、食物繊維など必要な栄養素が不足している状態のこと。「○○だけ」「○○抜き」といった偏った食事が原因となり、疲れやすい、風邪をひきやすい、肩が凝るなどの体調不良を引き起こす。

ハウス食品が、日常的に3食しっかり食べている6~8歳の子どもを持つ母親(25~49歳)100人を対象に、直近3日間に子どもが食べた料理の食材と分量について調査を実施した。

その結果、83%の子どもが、三大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質は必要量を摂取できているが、三大栄養素の働きを調整して助ける役割を果たすビタミン、ミネラル、食物繊維をあまり摂取できていないことがわかったという。これらが不足すると、子どもの体と心の成長に影響を及ぼす可能性もある。

野菜嫌いな子どもも少なくないが、子ども好みのメニューばかりを作ると、摂取する栄養も偏ってしまう。

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