目標の東京五輪金メダルに向けて

 瀬戸はこれまで同社のサポートで、レース当日に「1日15食」などの効率的な食事を実践してきた。既婚者となり、その食生活を支えるには夫人の協力を得ることが近道。同社が提案した「家族ぐるみ」の徹底サポートに賛同した形だ。

披露宴で2ショットを見せる瀬戸大也と優佳夫人(2017年年10月1日)
披露宴で2ショットを見せる瀬戸大也と優佳夫人(2017年年10月1日)

 瀬戸は「優佳が東京に向けて戦ってくれて、すごく心強い。優佳が成長してくれるとうれしいし、そこまでサポートしてくれるからには自分に責任もある」。

 5月のジャパンオープンで出した4分8秒98は今季世界ランク2位。ライバルは萩野と昨年世界選手権金のケイリシュ(米国)。同じ94年生まれの3人が、三つどもえで争う。目標の東京五輪金メダルへ、家族と歩む道のりを東京からスタートさせる。【益田一弘】

 ◆パンパシフィック選手権 欧州選手権に対抗し環太平洋地域の競技力向上を目的に日本、米国、オーストラリア、カナダが中心となり創設。第1回は85年東京大会で現在は4年に1度。第13回の今大会は国別対抗戦の要素も追加。各種目に得点がついて大会を通じた国の順位を決める。

(2018年8月7日付日刊スポーツ紙面掲載)