グラウンド内外で起こすぞMoving!

 佐藤主将が掲げる今年のチーム目標は「Moving」で、以下の3つの柱がある。

①グラウンドを動き回る
②世の中を感動させる
③ラグビー以外のところでも主体性を持って動く

 昨季、関東大学対抗戦で2位タイ(4位扱い)に終わったため、春季大会はBグループ(対抗戦・リーグ戦の4~6位)で戦った。全国大学選手権で最多の優勝15回を誇る早大だが、過去4シーズン、年をまたいで試合ができていない。

 創部100周年の今季は、相良南海夫新監督の下で好結果を残し、大きな「Moving」を起こしたい。佐藤主将が、一般入試組から主将になるのも15年以上ぶりのことで、新たな歴史、伝統を作る布石はできている。ニューワセダの躍進が楽しみだ。

【アスレシピ編集部・飯田みさ代】

メインは天然芝のラグビー専用グラウンド
メインは天然芝のラグビー専用グラウンド

■早稲田大学ラグビー蹴球部 1918年(大7)、慶応、京都三高、同志社に次ぐ日本4番目のラグビーチームとして発足。歴代の日本代表に多くの選手を送り、ラグビー人気を支えてきた人気校。日本選手権4回、全国大学選手権15回の優勝回数は、ともに大学最多。関東大学ラグビー対抗戦グループでは34回優勝も、2010年を最後に優勝から遠ざかっている。クラブカラーはエンジと黒。