牛乳、豆乳に続く「第3のミルク」、アーモンドミルクをご存じですか? あす30日は「アーモンドミルクの日」(アーモンドミルク研究会制定)です。

 アーモンド研究の第一人者、慶應義塾大学医学部の井上浩義教授は、その効能について「運動中の発汗によって喪失された水分やカリウム、カルシウム、マグネシウムを素早く簡単に補給できます。成長に必要な鉄、亜鉛、銅なども同時に摂ることができて便利です」と説明。食べるより液状の方が栄養素の吸収率も高く、「そのまま飲んでも、調理しても栄養価は変わりません」とも話しています。

 またアーモンドはアレルギーが発症する割合が低く、牛乳を飲めない人の代用食にもなります。この機会に取り入れてみてはいかがですか。

 これからの季節におすすめのアーモンドミルクを使ったレシピを紹介します。

<白いアーモンドミルクカレー>

暑い夏にはカレーのスパイスが食欲をそそります
暑い夏にはカレーのスパイスが食欲をそそります

材料:2人分
ご飯…2杯分
鶏もも肉…小1枚(200g)
ジャガイモ…1個
タマネギ…1/2個
シメジ…1/2パック
インゲン…4本
小麦粉:大さじ2

<A>
ニンニク・すりおろしショウガ…各1片
バター…20g
<B>
クミン(パウダー)…小さじ1
ガラムマサラ…小さじ1
コリアンダー(パウダー)…小さじ1/2
<C>
アーモンドミルク(無糖)…300cc
ナンプラー…小さじ2
塩…少々

※Bはカレー粉小さじ2で代用できます。 ※辛さはガラムマサラの量を少なくして調整してください。

作り方
①鶏もも肉を一口大に切る。ジャガイモを8mm幅のいちょう切り、タマネギを薄切りにする。シメジを手でほぐす。インゲンは2~3等分に切る。
②フライパンにAを入れて火にかけ、鶏もも肉を中火で炒める。鶏肉に火が通ってきたらジャガイモ、タマネギを入れてさらに炒め、火が通ってきたらシメジとインゲンを加える。
③Bを加えて全体に絡めたら、いったん火を止めて小麦粉を全体に絡める。
④Cを入れて混ぜ合わせ、中火~弱火でとろみがつくまで火にかける。
⑤器にごはんを盛り付け④をかける。

※炒める時は焦げ付かないように中火~弱火で炒めるのがポイント。

<豚しゃぶアーモンドミルクそうめん>

いつものそうめんのつゆをアーモンドミルクに替えてビタミンEを補給しましょう
いつものそうめんのつゆをアーモンドミルクに替えてビタミンEを補給しましょう

材料:2人分
豚肉(しゃぶしゃぶ用)…200g
レタス…2枚
ミニトマト…4個
オクラ…4本
アーモンド…10粒
そうめん…200g

<A>
白すりゴマ…大さじ2
みそ…大さじ1
砂糖・白だし…各大さじ1/2
アーモンドミルク(無糖)…400cc
ラー油…適量
塩…少々

作り方
①レタスをせん切りに、ミニトマトは縦1/4等分に切る。アーモンドは刻む。
②オクラはさっと茹でて輪切りにする。豚肉、そうめんもそれぞれ茹でる。
③Aを上から順に混ぜ合わせる。
④器にそうめん、レタス、豚肉、オクラ、ミニトマト、アーモンドの順に盛り付け、上から③をかける。

<フルーツ・アーモンドミルクアイスキャンディー>

市販のアイスバーの型を使うと自宅でも簡単に作れます
市販のアイスバーの型を使うと自宅でも簡単に作れます

材料:6本分
アーモンドミルク(加糖)…300cc
砂糖…大さじ2
粉ゼラチン…5g
水…大さじ2
イチゴ、キウイ、オレンジなど…適量

※ブルーベリーなど冷凍フルーツでも代用できます。
※抹茶やあずきなどを入れて和風にアレンジも可。

作り方
①(下準備)木のスティックを水に湿らせておく。(そのまま使うと浮いてくるため)型をよく冷やしておく。
②フルーツをそれぞれ薄切りにする。
③小鍋にゼラチンと水を入れてふやかす。砂糖とアーモンドミルクを少量入れて中火~弱火にかけ、ゼラチンと砂糖が溶けたら火を止め、残りのアーモンドミルクを入れる。
④型の側面にフルーツを貼り付け、③を注ぐ。蓋をしてスティックをさして冷凍庫で6~8時間程度冷やし固める。

レシピ提供:アーモンドミルク研究会