プロ野球のキャンプで6日、初の休養日となった球団の新人たちが地元の名産、食などを楽しみました。

*楽天ドラ1藤平「40歳まで現役」、車エビに誓う *

車エビの素焼きを食べる藤平(中央)
車エビの素焼きを食べる藤平(中央)

 楽天のドラフト1位藤平尚真投手(18=横浜)が、沖縄・久米島の車エビに「40歳まで現役」を誓った。春季キャンプ初の休日、新人全14選手が車エビの養殖場を訪れた。エビは漢字で「海老」と書くように長寿の食べ物と言い伝えられ、老化防止に効果があるアスタキサンチンやタンパク質、ビタミンなども豊富に含まれている。

車エビの炭焼き
車エビの炭焼き

 取れたての車エビを試食した藤平は「久米島の車エビはいくらでも食べられる。40歳まで続けられるように、食事やサプリメント、睡眠もしっかり取っていきたい」と目を輝かせた。長寿への準備は着々と進めている。専門家から栄養学を勉強する安楽に効率の良い栄養素の摂取を細かく聞き、釜田や松井裕らからも体作りの助言を請う。「仕事として野球をしていくので、わからないことは何でも先輩たちに聞いていきたい」。また、成人の選手は地元名産の泡盛「久米島の久米仙」の工場も見学した。【田口元義】

*阪神1位大山らイチゴ狩り体験「疲労にもいい」 *

宜野座村のいちご狩りを体験した左から糸原、大山、小野
宜野座村のいちご狩りを体験した左から糸原、大山、小野

 1軍キャンプに参加するドラフト1位大山悠輔内野手(22=白鷗大)ら新人3選手がキャンプ休日に、沖縄・宜野座村の「志良堂いちご園」でイチゴ狩りを体験した。大山は「フルーツ全般が好きで疲労にもいいということで小さいころから食べていた」と笑顔。出場が決まった8日の紅白戦に向け「結果を出すのはプロなので当たり前。ピッチャーのボールをしっかり勉強したい」と意気込んだ。

ロッテ7位宗接、特産肉パワーで「次クール頑張る」

 肉パワーで猛練習を乗りきる。キャンプ最初の休日、新人5人が「石垣島ミルミル本舗」の牧草地を訪れ、石垣牛、もろみ豚、石垣黒鶏と島の特産肉を味わった。新人では一番の大食漢だというドラフト7位の宗接唯人捕手(22=亜大)は「神戸牛よりおいしかった。お肉を食べ、次のクールも頑張りたい」と、92キロの巨体に栄養を補給した。

オリドラフト1位山岡らは切り干し大根収穫体験

 ドラフト1位山岡泰輔投手(21=東京ガス)らキャンプ1軍スタートの新人3投手がそろって、初の対外試合となる18日広島戦への登板が計画されている。侍メンバーの田中、菊池、鈴木が出場する可能性もあり、実力を測るいい機会となりそうだ。育成を含む新人14選手はキャンプ休日に職業体験イベントに参加し、切り干し大根をやぐらから収穫。山岡は「小さいころにおじいちゃんの畑で大根とか芋を掘ってた」と懐かしんだ。

(2017年2月7日付日刊スポーツ紙面掲載)