アスレシピは6月25日、茨城県の茗渓学園中ラグビー部の選手、保護者、指導者を対象に、スポーツ栄養セミナー「出張アスレシピ」を開催した。会場とオンラインをつないだハイブリッド講座に約70人が参加し、管理栄養士・金子香織さんによる「中学生ラガーマンの栄養の基本」の講義を約90分間、熱心に聞き入っていた。

対面とオンラインの受講者全員で「アスレシピポーズ」。前列中央左が蓑田圭二監督、その右が金子さん
対面とオンラインの受講者全員で「アスレシピポーズ」。前列中央左が蓑田圭二監督、その右が金子さん

茗渓学園中は今月の関東大会で優勝し、9月の全国大会で連覇を狙う強豪チーム。「中学生ラガーマンは何を、どれくらい食べたらいいのか」「体を大きくするには、増量するにはどうしたいいのか」といった疑問や課題を親子で学ぶため、保護者がセミナーを企画した。成長期の体作りのほか、日本代表選手の合宿における1日のスケジュールや大学生選手の食事例など具体的な話に及ぶと、選手も保護者もうなずきながら聞いていた。

講義をする管理栄養士の金子さん
講義をする管理栄養士の金子さん

チームに約半数ほどいる寮生は普段、ビュフェ形式で食事をとっているが、セミナー後の夕食から早速、チョイスした食べ物を仲間同士で評価し合ったり、提供された資料の一部を貼り出して、毎日意識できるようにしたという。また、セミナーの中で寮に体重計がないことも発覚したため、すぐに体重計を購入し、定時測定を始めている。

会場に集まり、真剣な表情で講義を聞く選手と保護者
会場に集まり、真剣な表情で講義を聞く選手と保護者

金子さんは「食べるのもトレーニングです。『食トレ』と聞くと『たくさん食べる』というイメージがあるかもしれませんが、自分にとって必要な量や栄養素を考え、その分の量をとる力を身に付けることです。自分で食事を整える技術を磨くことは、一生のものになりますよ」と励ましの言葉を送っていた。講義後の質疑応答でも数多くの質問が寄せられ、終始、活発なセミナーだった。

受講者の感想から
・バランスの良い食事の準備が大変だと感じていましたが、普段の食事内容にプラスαで良いのだと分かり、負担が軽くなりました。また、寮生でも心がけ次第で食事内容の改善ができるということで、意識が変わってくれるとうれしいなと思います。(保護者)
・朝ごはんをきちんととることが夜の睡眠の質に影響するというのが大変勉強になりました。(中学1年選手)
・様々なタンパク質を取らなければならないことを学びました。(中学3年選手)
・盛りだくさんの内容でしたが、講師の方のテンポがよく、とてもわかりやすかったです。質疑応答の時間で聞きたい内容や他の保護者が気にしていることを聞くことができて良かったです。(保護者)