アスレシピは12日、5月に続き今年度2度目のスポーツ栄養セミナー「アスリートの食事・基本編」をオンラインで開催しました。講師は当サイトでコラムを執筆する管理栄養士・石村智子さん。スポーツに励む子どもを持つ保護者、指導者、栄養指導者ら約30人が参加しました。

セミナーの最後でアスレシピポーズを決める講師の石村さん(左上)と受講者たち
セミナーの最後でアスレシピポーズを決める講師の石村さん(左上)と受講者たち

講義は「なぜアスリートには食事が大切なのか」の問いかけから始まり、過不足なく5大栄養素を摂取するための「基本の食事の形」を説明していきました。バランスの良い食事の献立例の写真を見せながらの解説に、うなずきながらメモする方が数多くいました。

さらに、コロナ禍を乗り切るための「免疫力アップの食事」や「試合前の食事のとり方」についても説明。石村さんは「体は生まれ変わり続けます。毎食、『基本の食事の形』に整えることを『継続する』ことが大切」と何度も呼びかけました。

質疑応答のコーナーでは、「プロテインについての考え方」「身長が伸びない」「筋肉がつかない」「骨折やケガをした時の食事」など、チャットに多くの質問が寄せられ、1つずつ丁寧に答えていきました。予定終了時刻を大きく越えましたが、最後までほとんどの参加者が残り、聴講していました。

基本編の応用となるワークショップ形式の「アスリートの食事・実践編」は同じく石村さんを講師に迎え、11月に開催します。テーマは「貧血対策」。疲れやすい、スタミナが切れやすい、女子が注意すべきポイントなどに触れ、グループで夕食、朝食の献立作りを学びます。20人限定のセミナーですので、お早めにお申し込みください。

受講者の感想から
・基本の食事の形を朝食にも取り入れ、副菜を増やしたいと思います。(和歌山県、小学生高学年・保護者)
・野菜をたくさん摂取するのに汁物がいいということ。試合前には消化の良いものというのを学びました。(北海道、高校3年・保護者)
・身長は伸ばして終わりじゃなくて、強くすることも大事!糖質をエネルギーにする時の3つの食べ物を意識しようと思います。(滋賀県、小学生高学年・保護者)