順天堂大の女性アスリート外来によるジュニア女子アスリート対象のコンディショニングセミナーが12月27日、順天堂大医学部附属浦安病院で開かれた。テーマは「月経周期と体調管理、増量・減量」で、小中学生と保護者5組が参加した。
まずは身長と体組成の測定、簡易貧血検査を行い、各専門家による各専門家によるミニセミナーを受講した。
婦人科医の窪麻由美さんの講義では、ホルモンによって男性との違いが生じること、20歳までに骨を作ることの大切さなどが伝えられた。助産師の青木まり子さんは基礎体温の測り方を指導し、公認スポーツ栄養士の上木明子さんは、体調と食の関係や「正しい減量法」を説明した。
自己流の減量などでエネルギー不足に陥り、骨密度の低下、月経異常、摂食障害に陥る女性アスリートは少なくない。ジュニア世代から正しい知識を学ぶことが大切として、公認スポーツ栄養士の佐藤郁子さんらは今年から、学校の長期休み期間を利用して無料のセミナー開催を企画している。次回は3月下旬を予定している。